- 雨ばかり続いてジメジメ＆イライラする！
- 気温が低い冬場は外干しでも洗濯物が全然乾かない！
- 屋外に洗濯物が干せなくて、室内干しばかりになる！
- 室内干しでも全然乾かないし...
梅雨の季節など、雨が続く時期は家の中までジメジメとして、イライラしている方も多いのではないだろうか。特に洗濯物を屋外で干せない点は問題だ。乾燥機を備えていない家庭では、室内干し（部屋干し）しても洗濯物が中々乾かないどころか、逆に室内の洗濯物のせいで湿気が増してしまうこともあるため、困っている方も多いのではないだろうか。
また、気温の低い冬場においても、屋外に洗濯物を干しても中々乾かないことに悩んでいる方も多いと思う。
そこで今回は、低温時も除湿力が落ちず、年中使えるデシカント式モデル『Hysure X3 衣類乾燥除湿機』について、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
目次
低温時も除湿力が落ちず年中使えるデシカント式モデル
今回紹介する『Hysure X3 衣類乾燥除湿機』は、軽量・コンパクトで静か、低温時も除湿力が落ちないので冬場も大活躍する衣類乾燥除湿機だ。
| ブランド | Hysure |
| モデル番号 | X3 |
| 電源 | AC 100-120V（50/60Hz） |
| 定格消費電力 | 650W |
| 電源コード長 | 約1.7m |
| 除湿性能 | 最大10L/日 |
| 衣類乾燥時間 | 約80分（2kgあたり） |
| 目安使用面積 | 木造住宅：24畳（39㎡） コンクリート住宅：48畳（80㎡） |
| その他の機能 | タイマー, 静音, 自動シャットオフ |
| 水タンク容量 | 2.5 L |
| 騒音レベル | ≤45dB |
| 梱包サイズ | 58.6 x 36.2 x 28 cm |
| 本体重量 | 5.75 キログラム |
| 本体サイズ | L300×W200×H455mm |
| 梱包材料 | 17.64 ポンド |
本製品はデシカント式の衣類乾燥除湿機であり、低温時も除湿力が落ちないので冬場も大活躍するモデルとなっている。
▼デシカント式で低温時でも除湿力が変わらないのでコンプレッサー式より冬の除湿に強く、 雨季や夏季だけでなく、結露が気になる冬場でも問題なく使用可能。1年を通して部屋干しが多い方にもオススメだ。
2.5Lの大容量タンクを内蔵しており、1日で最大10Lもの湿気を取り除くことが可能だ。
除湿機のヒーター熱を利用した乾燥風を当ててスピード乾燥。乾燥時間は自然乾燥に比べ約70%の短縮が可能。風の向きや角度を調節できるので、高い位置の洗濯物にもしっかり風を当てられる。
▼強力な乾燥風を洗濯物にあてて、湿気を一気に飛ばすことができる。
▼上下90度の角度で乾燥風を送風できる「広角自動スイングルーバー」を採用。
2.5L大容量水タンクのおかげで約6.2時間連続運転しても水捨てが不要。水が溢れないように、ほぼ満水になったら自動的に運転を停止し、満水ランプ点灯で知らせる機能も搭載している。
下部の水タンクを取り外すことで簡単に排水できるほか、付属の排水ホースをつなぐことで稼働中の連続排水も可能。水捨ての必要がなく、さらに連続的に長時間運転させることが出来るため、就寝中や外出時でも心配ない。
▼筐体上部には充実の操作インターフェースが用意。タイマー機能から出力調整、湿度調整など様々な機能を利用可能だ。
強力パワーにもかかわらず本体サイズは意外とコンパクトであり、リビングだけでなく、トイレ、押入れやお風呂場など狭い場所の除湿にも対応できる。
取り扱いやすくてパワーも強力であり、年中を通して利用可能。
実用的な除湿機を求めている方にはうってつけの製品となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- 除湿器本体
- 排水ホース
- ユーザーマニュアル
▼マニュアルは日本語に完全対応している。
▼除湿器から連続放水を行うための排水ホース。
▼除湿機本体の外観。L300×W200×H455mmのシンプルかつなデザインだ。
▼正面下部には水タンクが内蔵されている。
▼タンクには窓が開いており、貯まった水量を目視で確認できるようになっている。
▼水タンクは手動で引いて取り出し、溜まった水を簡単に排水できる。
▼上から見た様子。
上部には各操作インターフェースが集約されている。
▼左から電源ボタン、除湿力切替ボタン、タイマー設定ボタン、目標湿度調整ボタン、衣類乾燥ボタン、スイングボタンが搭載。
▼上下90度の角度で乾燥風を送風できる「広角自動スイングルーバー」。
▼上部には取っ手が付いており、持ち運びに便利だ。
▼本体重量は約5.75kgと軽めであり、子供やお年寄りでも一人で持ち運ぶことができるだろう。
▼側面から見た様子。部屋の隅にでも置いておけば邪魔にはならないサイズだ。
▼左側面の下部には、連続放水を行うための穴が用意されている。
▼背面の様子。
▼背面の吸気口にはフィルターが内蔵されており、手で引き出して簡単に掃除が出来るようになっている。
このように、メンテナンス性に優れている点も本製品の利点の１つと言えるだろう。
▼背面下部からは電源コードが延びている。
▼底部の四隅にはゴム製の滑り止めが施されている。
静音かつ強力な出力を発揮
実際に電源コードをコンセントに接続して、『Hysure X3』を稼働させてみた。
電源アダプタを接続した状態で、上部の電源ボタンを押すと、除湿が開始される。
▼動作中は排気口から乾いた空気が排出される。
▼実際に稼働している様子
稼働中は上部の排気口から少し暖かい風が吹き出てくる。最も弱い出力モードでも、そこそこ強力な風が吹き出てきて、周囲がみるみるうちに乾燥していくのが伝わってくる。
▼温風に数秒手をかざすだけで、皮膚がカサカサになってくる。
そして上部のインターフェースを操作することで、出力調整を行うことができる。
▼除湿力は弱・中・強の３段階が用意。
▼実際に出力を切り替えている様子
動画を見ても分かる通り、風力を最大に切り替えても動作音はかなり静かだ。強力なパワーに対して、優秀な静音性を実現できていると言える。
深夜、睡眠中に動作させても安眠の妨げになることはないだろう。
充実した機能が用意
出力切替以外にも、便利な機能が多数用意されている。
▼タイマー機能では、オフタイマーを設定することが可能。就寝時や外出時の切り忘れを防止したり、決まった時間だけ稼働させたい場合に役立つ。
▼湿度ボタンを押すと、目標湿度を変更できる。一般的に50～60%程度が過ごしやすい湿度とされている。
▼室内の除湿だけでなく、衣類乾燥を行いたい場合には「衣類乾燥ボタン」を押す。強力な乾燥風を洗濯物にあてて、湿気を一気に飛ばすことができる。
また、オートスイング機能をオンにすることで、「広角自動スイングルーバー」が自動的に動いて角度を調節し、室内をまんべんなく除湿することが可能になる。
稼働後の冷却時間が長い
本製品は乾燥停止後に、内部の冷却のため、4分間の送風運転が続く。
▼電源オフ後の送風運転の様子
送風運転の稼働音は弱出力モードと同程度であり、特段ウルサクは感じられない。
しかし、個人的には稼働終了したのであれば、即座に電源が切れてほしいところだ。私のような心配性は、外出する際に家電の電源がキチンと切れたことを確認してから出かけたいのだ。
可能であれば、もう少し冷却運転時間を短縮するオプション機能を用意してほしかった。
室内干しの洗濯物を乾燥させてみた
実際に、室内干しの洗濯物を乾燥させてみた。
▼長座布団を水洗いして、乾燥機能が備わっていない浴室に『Hysure X3』を設置して乾燥させてみた。
本製品のレビュー時は2月の真冬であり、屋外は気温が低く洗濯物が乾きづらい季節であった。
しかし『Hysure X3』を洗濯物の近くで稼働させてみたところ、長座布団を4時間ほどの短時間で乾燥させることが可能であった。
▼寒空の屋外に干した場合よりも、圧倒的短時間で乾かすことができた。
乾燥完了後、水タンク内には除湿した水分が溜まっているので排水しよう。
▼水タンクの窓から、溜まっている水量を目視で確認できる。
▼タンク自体を取り外すことで、溜まった水をそのまま排水溝に捨てることが可能だ。
▼タンク内の水がいっぱいになる直前に「満水」インジケータが点灯して除湿が終了するため、水が溢れてしまうことはない。
なお、上述した通り付属の排水ホースを本体下部に接続することで、除湿しながら排水を行う（連続排水する）ことも可能だ
室内干し中の洗濯物を短時間で乾かすことができた。
除湿器としてだけでなく、洗濯物乾燥機としても実用性が高いと言えるだろう。
扱い方が非常に簡単なため、家電の操作に疎い方でも問題なく扱うことが可能な点も嬉しい。
『Hysure X3 衣類乾燥除湿機』のまとめ
今回紹介した『Hysure X3 衣類乾燥除湿機』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- シンプルかつスタイリッシュなデザイン
- 強力な出力に対して、比較的コンパクトな筐体サイズ
- 移動に便利な取っ手付き
- 強力な乾燥・除湿能力
- 大容量水タンク
- 優れた静音性
- メンテナンス（掃除）が簡単
- 扱い方が簡単（シンプル）
悪かった点
- 稼働終了後の冷却時間が長い（4分）
- 消費電力が高い（650W）
このように、高い静音性に対して優れた出力を発揮する除湿機となっている。
出力に対して比較的コンパクトな筐体サイズ＆重量となっており、取っても付いているため、子どもやお年寄りでもラクラク持ち運ぶことが可能だ。
扱い方はシンプルで誰でも迷うことなく利用可能。メンテナンス（掃除）も簡単なため、ストレスなく使い続けられる点も嬉しい。
一方で、稼働終了後の冷却時間が長い（4分）点はやや気になった。また、消費電力が650Wと高めなため、連続使用時の電気代には注意した方が良いだろう。
しかしその分、乾燥能力は間違いなくパワフルであり、梅雨の季節はもちろん、気温が低く洗濯物が乾きづらい冬季でも役立つだろう。
除湿器としてだけでなく洗濯物乾燥機としても実用性の高いモデルだ。
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