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『Innocn 27C1U』レビュー | HDR400対応の高コスパ4Kモニター

レイ(管理人)

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中国・深圳のモニターメーカーであるInnocnは2022年3月、同ブランドの最新モニターとして『INNOCN 27C1U』を発売した。

4K解像度の27型モニターであり、HDR400対応、AdaptiveSyncに対応するなど、この価格帯のモニターとしては優れたスペックのモデルとなっている。4Kモニターとしては破格の値段のモデルであり、ゲーミング用の4Kモニターを探している方にもオススメだ。

今回はこの『INNOCN 27C1U』について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

HDR400対応の高コスパ4Kモニター

今回紹介する『INNOCN 27C1U』は、HDR400対応の高コスパ4Kモニターだ。

ブランド Innocn
型名 27C1U
ディスプレイサイズ 27インチ
解像度 ‎3840 x 2160(HDR400対応)
アスペクト比 16:9
リフレッシュレート 60Hz(AdaptiveSync対応)
スピーカー 5Wスピーカー×2 内蔵
インターフェース ・オーディオポート(3.5mm)×1
・ディスプレイポート(DP1.4)×1
・HDMIポート2.0×2
・USB Type-Cポート(65W給電対応)×1
・USB3.0×2
・USB-B×1
重力センサー 内蔵
調整範囲 左/右:45°
上/下±5°
前:5°
後:20°
ピボット:±90°
本体サイズ 1089.4×547.4×286mm(スタンド含む)
本体重量 約11.5kg

3840 x 2160(4K)解像度対応の27インチディスプレイを搭載。ディスプレイにはIPS非光沢パネルを採用。HDR400対応により、色鮮やかで明瞭な映像を楽しむことができる。

▼HDR400、100%sRGBの色域による色鮮やかな映像表現。

そして最新の "AdaptiveSync技術" を搭載しており、GPUがレンダリングするフレームレートに合わせたディスプレイ表示が可能になるため,ゲームではラグや遅延,テアリング(tearing)のない滑らかな画面表示を実現します。映像再生時のカク付きがなくなり,デスクトップ表示や低フレームレートのビデオ再生時には消費電力の大幅な低減も可能になる。

スリムベゼルデザインのため、ディスプレイの大きさに対して比較的コンパクトな筐体サイズとなっており、デュアルモニター化にも適しているだろう。

ブルーライト軽減モードが搭載されており、ただ映像が綺麗なだけでなく、目が受ける疲労や刺激を効果的に軽減する。目に負担をかけず、映像コンテンツを快適に視聴したり、長時間のPC作業を行った場合でも目が疲れにくい。疲労軽減により集中力が高まり、生産性が更に向上するだろう。

そして筐体下部には充実した入出力端子を搭載しており、幅広いデバイスの接続、および様々な作業用途に対応することが可能となっている。

 

【搭載インターフェース】

  • オーディオポート(3.5mm)×1
  • ディスプレイポート(DP1.4)×1
  • HDMIポート2.0×2
  • USB Type-Cポート(65W給電対応)×1
  • USB3.0×2
  • USB-B×1

そして本製品は65W給電対応のType-Cポートを搭載しており、スマホやノートPCなどの周辺機器に対して充電を行うことも可能。

データ通信と電源供給をケーブル1本のみで行うことができるため、優れた使い勝手を実現している。

左/右 45°、上/下 ±5°、前方 5°、後方 20°、ピボット ±90°の柔軟な可動域を擁しており、設置場所や状況に応じて、作業しやすい角度に調節できる。

"重力センサー機能" も搭載しているため、モニター角度(傾き)を変更することで横表示と縦表示をスムーズに切り替えることが可能。仕事用にも自宅で映画、ゲーム、番組用にも画面を見やすい角度に設置でき、長時間の視聴でも疲れづらい設計がなされている。

価格も4万円前後と、4Kモニターとしてはリーズナブルな値段に収まっており、コストパフォーマンスにも優れたモデルとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • モニター本体
  • 電源アダプタ
  • ユーザーマニュアル
  • DPケーブル
  • Type-Cケーブル
  • USB-Bケーブル
  • HDMIケーブル
  • スタンド
  • ベース
  • 色補正レポート

▼説明書は日本語にも対応している。

▼DPケーブル、Type-Cケーブル、HDMIケーブル、USB-Bケーブルが付属。

▼モニターを設置するためのスタンド。

▼モニターを水平面に設置するためのベース。

▼底部には滑り止めが施されている。

▼電源アダプタのサイズは大きめで、若干邪魔に感じられるかもしれない。

このように、充実した付属品が同梱されたパッケージ内容となっている。

続いてモニター本体について。

▼正面から見た様子。

▼底部には操作ボタンが集約されている。

▼背面の様子

▼背面中央にはスタンド接続用のポートが用意。

▼下部には2基のスピーカーが内蔵。

▼オーディオポート(3.5mm)×1、ディスプレイポート(DP1.4)×1、HDMIポート2.0×2、USB Type-Cポート(65W給電対応)×1、USB3.0×2、USB-B×1が搭載。

このように、モニター自体は比較的シンプルかつスタイリッシュなデザインに収まっている。

オシャレなオフィスなどに設置しても違和感は無いだろう。

搭載ポートの種類・数も豊富なため、幅広いデバイスを同時接続することが可能だ。

モニターの組み立て手順

本製品を組み立てる手順はいたって簡単だ。

まずはモニター本体とベース部をつなぐスタンドを取り付ける。

▼スタンド

カチっと音がするようにスタンドを取り付ける。

続いて、スタンド下部にベースを取り付ける。

▼ベース

アームとベースがしっかり固定されるように、素手でベース下部のネジを締めておこう。

▼ネジは素手で締めることが可能。ドライバーなどの工具が不要なため、誰でも簡単に組み立てられる。

たったこれだけの手順で、モニターの組み立てが完了する。

モニターを横にした状態で取り付けが完了でき、ドライバー等の工具も不要なため、誰でも簡単に設置できるだろう。

▼実際に組み立てた様子。安定性は優れており、ちょっとやそっとの揺れで倒れることは無い。

▼背面の様子

▼スタンド下部には、コードをまとめることのできる穴が空いている。

▼真上から見た様子

▼真横から見た様子

柔軟に調節可能な設計

本モニターは向きや高さに関して、柔軟な調整が可能だ。

▼ディスプレイ部の前傾・後傾は-5度~20度の範囲で調整することが出来る。

ディスプレイ高さに関しても、接地面から約4.5cm~約16.5cmの範囲で調節可能だ。

▼一番下まで下げた様子。

▼一番上まで上げた様子。

▼左右の角度も-45~45度の範囲で調節することが可能だ。

そしてディスプレイ部自体は、時計回りに最大90度の角度で回転させることができる。

▼アーム部分が回転に対応。

このように、最も見やすい角度や高さに合わせた柔軟な調節が可能なため、ストレスを感じることなく快適に利用できる。

深みのある色合いの高精彩4Kディスプレイ

▼実際にPCと接続した様子

4K(3840 x 2160)解像度・HDR400対応ディスプレイで映し出される映像は、とても綺麗で見やすい。

ウェブサイト閲覧時でも細かな文字まで鮮明に描画されるため、見やすくて目が疲れづらく感じた。

▼視野角の広いIPSパネルのおかげで、いずれの角度からでも鮮明に見える。ノングレア加工のおかげで、環境光などの反射で目が疲れるのを防ぐ。

YouTubeで4K動画を再生してみたが、高い色域カバー率とコントラスト比によって、深みのある色鮮やかな映像を楽しむことができた。

▼細部まで実に明瞭に描画される。映像視聴目的でも満足度の高い体験が可能だろう。

気になる色ムラなども見られず、PCゲームプレイ時にも入力遅延を感じることはなかった。

▼PCゲーミング時でも満足度の高い体験が可能。

▼MacBook Air M2と接続した様子。

本製品には最大65W出力に対応したType-Cポートが搭載されており、対応デバイスに対して給電を行いつつ、ケーブル一本で映像・音声の伝送を行うことができる。

▼Type-Cケーブル一本で、MacBookのディスプレイ映像を複製・拡張してモニターに映し出すことが可能だ。

作業用モニターとしても嬉しい設計と言えるだろう。

続いて、家庭用ゲーム機(PS5)とも接続してみた。

▼PS5接続時の映像出力情報

実際にいくつかゲームをプレイしてみたが、近くのオブジェクトから遠方の建物の細部に至るまで詳細に描画されており、色合いも自然で綺麗だ。

HDR400対応により、明暗の差が非常に良く描画され、明るい部分と暗い部分にメリハリがつけられており、ゲーム内の雰囲気や空気感が非常に良く伝わってくる。

▼映画館のように臨場感のある映像で、ゲームや動画を楽しむことができた。

ただしリフレッシュレートが60Hzと低めなため、シューティングゲームなど視点を素早く移動させるタイトルでは、多少の酔いを感じるかもしれない。

デュアルモニター化にうってつけの薄ベゼルデザイン

本製品のディスプレイはフレームレス(狭ベゼル)デザインとなっており、画面縁の幅が非常に薄い。

このおかげで、映像への集中度を増すことが可能となっている

▼ベゼルを含めた縁の非表示幅はわずか9mmほど。

モニターを2台以上連結してデュアルモニター化する際にも、継ぎ目の違和感を最小限に抑えることが出来るだろう。

サウンド出力には外付けスピーカーの利用を推奨

上述した通り、本製品はスピーカーを内蔵しており、モニター下部からサウンドが出力される。

正直言って、音質は及第点レベルであり、良くも悪くも "普通" といった感じだ。

中~高音域に関してはある程度クリアに響き渡るため、映画やアニメなどを観ていて、キャラクターのセリフの聞き取りなどで苦労することは無いだろう。ただし音圧が弱いため、ボリュームを結構上げておく必要がある。

そして低音に関しては完全につぶれてしまっており、そのせいで映像の迫力が半減してしまっている。

作業用モニターやちょっとした映像確認用として利用する分には十分な品質ではあるが、ゲーミングや動画視聴を最大限に楽しみたいのであれば、外付けスピーカーの利用を推奨したい。

充実したオプション項目

本製品下部のファンクションボタンを操作すると、オプション画面を呼び出すことができる。

オプション画面では、明るさやコントラストと言った一般的なモニター設定から、ブルーライトカット機能も搭載。ただし、ゲーミング用の描画モード切替機能は用意されていない。

▼インターフェースは日本語にも対応しているため、問題なく扱えるだろう。

▼アスペクト比は16:9以外にも変更可能。

▼『PIP(ピクチャーインピクチャー)』機能や『PBP(ピクチャーバイピクチャー)』機能なども用意されており、2つの入力映像を別々のウィンドウで同時出力することも可能だ。

そして "重力センサー機能" をONにすることで、ディスプレイを90度回転させた際に、自動的に表示向きを縦向きに変更することが可能だ。

▼多彩な設置方法、応用が可能なため、作業用のサブモニターとしても優秀だ。

『Innocn 27C1U』のまとめ

今回紹介した『Innocn 27C1U』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュな薄ベゼルデザイン
  • 組み立てが簡単かつシンプル
  • HDR400対応の深みのある色合い
  • 充実した機能・オプションが用意
  • 多種多様なデバイスとの接続に対応したインターフェースを搭載
  • PIP・PBP機能に対応
  • 65W対応Type-Cポートを搭載
  • 重力センサー内蔵
  • 柔軟な可動域

悪かった点

  • スピーカー性能はイマイチ
  • リフレッシュレートは60Hz
  • ゲーム用の描画モードが非搭載
  • 電源アダプタのサイズが大きめ

以上の通り、リーズナブルな価格に対して、ハード・ソフトの両面で優れた性能を発揮する4Kモニターとなっている。

4Kディスプレイで描画される映像は実にクリアで、細かな文字まで鮮明に描画されるため見やすい。ブルーライトカット機能も用意されており、目にも優しく、作業用モニターとしても活躍するだろう。

そしてHDR400対応により、明暗にメリハリが生まれており、ゲーミングや動画視聴時に、映画館のような臨場感のある映像を楽しむことが可能。

縦横・上下・回転など柔軟な可動域を擁しており、幅広い用途に活用できる点もGOOD。65W対応Type-Cポートを搭載しており、Macデバイス等をケーブル一本で接続できる点も嬉しい。

一方で、電源アダプタのサイズが大きめである点が気になる。小さなデスク上に置く場合、やや邪魔に感じるだろう。

また、ここまでの映像品質を実現しているのであれば、リフレッシュレートも100Hz以上には対応してほしかったところだ。60Hz描画は、一般的な用途でモニターを利用する分には気にならないが、FPSなど視点を素早く動かすゲームをプレイした時に、やや酔いやすく感じるだろう。

何はともあれ、この価格帯のモニターとしては優れたスペックであり、お得な4Kモニターを探している方にはぜひオススメしたい一品だ。

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