最近では、家具や物置など自宅のインテリアを自分の手で作る『DIY:Do It Yourself』が盛んになってきた。
またジャンルは少し異なるが、各パーツを購入し、デスクトップPCを自作する行為(自作PC)も一部のPC通のあいだでは盛んにおこなわれている。
いずれにも共通する点として、店舗で出来あいの製品を購入するよりもコストが安く済むこと、自分好みに細かくカスタマイズできることなどが挙げられる。
ただしデメリットとして、相応の知識、そして 作業するための工具 が必要な点が挙げられる。
どちらの場合でも共通して必要なのが、ビス(ネジ)を留めたり外したりするための "ドライバー" である。
しかし世の中には、手動・電動のものを含めると数多のドライバーが存在しており、どれを選べばよいのか迷う方も多いと思う。
そこで今回は、電動かつコードレスで使用可能なオススメの製品『KIMO 電動ドリルドライバー』について、実際に使用した感想をもとにレビューしていこうと思う。
目次
誰でも簡単にDIY!『KIMO 電動ドリルドライバー』
今回紹介する『KIMO 電動ドリルドライバー』は、バッテリー駆動のコードレス式であり、かつドライバー・ドリル・ハンマーの機能を兼ね備えた、オールマイティな器具である。
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※コードの有効日は12月31日までです
ブランド | KIMO |
電源 | バッテリー駆動(2000mAhリチウムイオン) |
電圧 | 20V(40W) |
トルク | 35N・m |
回転速度 | 毎分1350(最高) |
寸法 奥行き × 幅 × 高さ | 19 x 6 x 20 cm |
最大チャックサイズ | 10 ミリメートル |
商品の重量 | 1.45 キログラム |
最大稼働時間 | 2時間 |
約5,000円~6,000円という価格帯ながら、非常に機能が充実したドリルドライバーとなっている。
通常の電動ドライバーと同じく、トリガーを引くことで動作する仕組みとなっている。
本製品ではトリガーを引く力の入れ具合によって、無段階変速で回転数を調整することが出来る。デリケートな素材を扱う場合には、非常に役に立つ機能であると言える。
20Vの強力なバッテリーによって35N・m、最高で毎分1350の回転数を実現しており、かなりの硬度がある素材に対しても問題なく使用可能だ。
▼なお、高速・低速の2段階トルク調整も可能になっている。
なお、バッテリーは約60分の充電で最高2時間の連続使用が可能である。リチウムイオンバッテリーを採用しているため、何度充電してもバッテリー劣化が起きづらい。
重さも1.45キログラムと比較的軽く、長時間手に持って使用しても疲れづらくなっている。女性や子供でも、安心して使用可能だ。
その他にも多くの特長があるが、詳しくは以下で説明していく。
同梱物一覧
本製品の付属する同梱物は、以下のとおりである。
▼同梱物はすべて、付属の収納バックに入れられて送られる。
▼付属品をすべて取り出した様子。
本製品の付属品は以下の通り。
- 本体
- 電池
- 充電アダプター
- CRVビット
- 金属用ドリルビット
- 木材用ドリルビット
- ソフト軸
- ビット延長アダプター
- 日本語取扱説明書
※なお、Amazonで購入すると1年間保証権が付属する。1年以内であれば、購入番号を伝えることで故障時に交換が可能だ。
▼製品外観。滑り止めラバー処理が施された手持ち部分は、手になじんで滑りづらくなっている。
▼製品上部には様々な機能を擁するボタンが。詳細は後述する。
▼底部にはバッテリー取り付け口が。
▼バッテリーをスライドさせて取り付けることで、使用が可能になる。
▼バッテリーを取り付けた様子。少し重量が増すが、それでもまだ軽いほう。
▼長寿命化を実現するリチウムイオン電池を採用。
バッテリーは付属の充電用スタンドをコンセントにつなぐことで充電できる。
充電中は赤ランプが点灯。充電が完了すると緑色の点灯に変化する。
付属ビット・ドリルビット
本製品には多種のビット、およびドリルビットが付属する
▼ビット一覧
▼ドリルビット一覧
これにより、どのような用途に対しても柔軟に対応することが出来る。
製品の使用方法
本製品の先端部を左右に回転させると、開口部(ビット取り付け口)が開閉する。
▼さほど力を入れずとも、ビットを強固に留めることが可能だ。
この状態でバッテリーを接続し、トリガーを引くことでドリルドライバーとして利用できる。
▼以下が実際に使用している様子だ。
映像を見るとわかるように、力の入れ具合によって回転数が細かく変化していることが分かる。
PCパーツなど、力を入れすぎると壊れてしまう繊細な材質に対しても、安心して使用することが可能だ。
なお、本製品の側面には使用時にランプが点灯しており、本体の充電残量が一目で分かるようになっている。
誤作動防止のセーフティモードを搭載
そしてランプ付近のスイッチを押し込むことで、順回転・逆回転・セーフティの各モードに切り替えることが出来る。
▼セーフティモードにセットしている状態
近くに小さな子供が居るときなど、絶対に誤作動を防ぎたい場合にセーフティモードは必要不可欠だ。
各モードの切り替え方法
本製品では、高速・低速モードに加え、ドリル・ドライバー・ハンマーの各用途に合わせて作動モードを切り替えることが可能だ。
まずは高速・低速モードの切り替えについて。
本体上部のスイッチを切り替えることで、1:低速モード、2:高速モードの2種類に切り替えることができる、事前に使用する対象の素材が分かっている場合は、あらかじめ高低速のいずれかにセットしておくと良いだろう。
また、先端中腹のアイコンに合わせてダイヤルを回転させることで、ドリル・ドライバー・ハンマーのいずれにも切り替えることが出来る。
ビスを留めはずししたいのか、ビス穴を開けたいのか、コンクリートなどのはつりを行いたいのか等、用途に応じてモード切替を忘れずに行っておこう。
実際に使用した感想
それでは、実際に使用した感想について述べていく。
安定した動作で手が疲れづらい
本製品は強力なトルクを擁しており、硬い素材に対してビス留めを行う場合でもドライバーの軸がぶれることなく、安定して使用することが可能だ。
そのため、製品自体の軽さも合わさることで、長時間使用し続けても手が疲れづらくなっている。
私は30分ほど本製品を利用してPCのカスタマイズを行ったが、途中で手の疲れを感じることは全くなかった。
女性や子供でも、問題なく使用できるだろう。
暗い場所でも安心して作業可能
本製品にはLEDライトが取り付けられており、回転時に点灯するようになっている。
▼LEDライトの点灯の様子。
このおかげで、夜間での作業や、暗くて見えづらい箇所の作業でも、ラクラク行うことが出来る。
使用者のことをよく考えて作られている設計であえると言える。
"曲げ" に対応するための『ソフト軸』が付属
本製品には、手で簡単に曲げることのできる『ソフト軸』が付属する。
蛇腹状になったこの管は、先端にビットを取り付けた状態でドリルドライバーに装着することで、ドリルドライバーが入らない狭い箇所に対しても、作業を行うことが出来る。
▼先端は磁石になっており、各種ビットを簡単に取り付けることが可能。
▼ドリルドライバーを作動させることで先端のビットまで回転が伝わる。
実際に私はこの状態で車内にて使用してみたが、手の入りづらい狭い箇所でも簡単にビスを留めることが出来た。
他社の同類製品で付属したことのないツールであり、非常に珍しく、非常に便利であった。
バッテリーの持ちが良い
上述したように本製品のバッテリーは、60分の充電で最長2時間はもつ。
2時間あればたいていの作業を完了させることが出来るため、途中で充電を挟まずに最後まで作業をやりきることが出来るだろう。
実際、私も作業中に本製品でバッテリー切れを起こしたことが無い。
仮にバッテリー切れを起こしたとしても、数分充電するだけで数十分は再度使用可能になる。
使用者にストレスを感じさせない設計となっている。
総評(まとめ)
本製品を使用した感想について、要点をまとめると以下のとおりである。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- 幅広い場面に対応できるビット・ドリルビットが付属
- 長持ちするバッテリー
- 狭い場所・暗い場所でも作業可能
- 子供にも安心のセーフティーモード
- 安定した強力トルク
悪かった点
- 付属ケース内部の固定が甘い(揺れると中身がガシャガシャ動く)
以上が『KIMO 電動ドリルドライバー』の評価となる。
誰でも簡単に使えるシンプルさと、幅広い場面に対応できる多機能さを併せ持った、まさにオールマイティな電動ドリルドライバーであると言える。
出力(回転数)を容易に調整することができるため、本格的なDIYから、繊細な作業を必要とするPC自作までに利用することが出来るだろう。
電動ドリルドライバー選びで迷っている場合は、是非ともオススメしたい一品だ。
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安価でもパワフルで高機能!『SnapFresh コードレスインパクトドライバー』レビュー
組み立て式の家具や机、部屋の壁に棚を取り付けたり、日常生活では意外と『ドライバー』って利用する機会が多いと思いますが、電動ドライバーがあれば楽なのになぁと思った事はありませんか? 電動工具を買うほど頻繁に利用する機会がないと思うかもしれませんが、前述の通り使う機会って意外と多いですし、工具を使い慣れていない方や、力のない女性の方こそ便利なインパクトドライバーが必要だと思うです。 今回はSnapFresh製のコードレスインパクトドライバーを入手しました、この商品は比較的安価な製品ですが、スペックはプロ仕様になっています。 本記事で詳細をご紹介したいと思います。 目次1 SnapFresh インパクトドライバーについて2 スペック3 特徴4 パッケージ内容5 実際に使用してみた6 使い所7 まとめ SnapFresh インパクトドライバーについて 今回のレビュー商品「SnapFresh コードレスインパクトドライバー BBT-POB04」は、バッテリー駆動によりコードレス使用が可能ないわゆる『インパクトドライバー』です。 注目すべき大きな特徴として、20V仕様のバッテリー・最大トルク150N・mの強力なモーターを搭載という、かなりプロスペックな製品となっている事です。 スペック SnapFreshのスペックは以下の通りとなっています。 製品名 SnapFreshコードレスインパクトドライバー ブランド SnapFresh 電源 バッテリー駆動(コンセント充電式) 製品重量 2.5 kg(ドライバー本体:2.2 kg, バッテリー:0.3 kg) 最大締付けトルク 150 N・m 最大回転数 2200 rpm 最大打撃数 3000 bpm 締付能力小ねじ 4~8 mm/ボルト:M5~M12 六角軸二面幅 6.35 mm 特徴 SnapFresh コードレスインパクトドライバーの特徴を4点あげます、比較的安価なインパクトドライバーではありますが、なかなかの高機能です。 回転と打撃による強力なトルク 最大トルク:150N・m 最大無負荷回転数:2200rpm 最大打撃数:3000bpm 充電式インパクトドライバーとしてはかなりプロスペック、作業効率・耐久性に優れています。 無段変速可能 無段変速スイッチを搭載、押す力加減により回転速度の調節が可能です。強く押せば押すほどモーター速度が上がります。ビスを打ち込む素材に対して入力の微調整ができるので、ネジ締めやビスの打ち込みが簡単です。 急速充電&バッテリーの残量表示 急速充電器が付属しておりバッテリー(2000mAh)は1時間でフル充電が可能、バッテリーの確認ボタンを押す事で残量が色別LEDで三段階に表示されます。 LEDライト付き 暗所を照らす「LEDライト」が搭載されているので、スイッチを押すことでLEDライトが自動的に点灯。スイッチを放すと自動消灯します。夜間や暗所での作業に便利です。 パッケージ内容 外箱 鮮やかなグリーンの外箱にスペックや品番などが英語で印刷されています。 箱を開けると専用バッグが・・・ インパクトドライバー本体と付属品は全てこのバッグの中に収納されていました。 内容物 バッグ内の内容物の一覧は以下の通りです。 インパクトドライバー本体 バッテリー 急速充電器✕1 ビット 6種類 ソケット 4種類 引っかけフック 取扱説明書 ビット・ソケット詳細 付属のビットとソケットは写真の内容が付属していました。ちなみにソケットビットは12mm・10mm・8mm・6mmでした。 インパクトドライバー本体 鮮やかな黄緑と黒のツートンカラーの本体はいかにも工具といった無骨で男心をくすぐります。 グリップ部はラバー素材なので握ると手に馴染みますし滑り止めになります。バッテリー装着時の重量は2.5kg、片手で持つとズッシリとした重量感を感じますが重量バランスは悪くないと思います。 実際に使用してみた 最後に実際に使用してみて気づいた点や感想をご紹介します。 付属の収納バッグ 付属している収納バッグは布製で内部にマジックバンドでインパクトドライバー本体が固定できて充電器も収納可能です。蓋側にポケットがあるのでビットなどの小物も収納できて便利ではありますが、個人的にはハードケースの方が良かったです。 これは人により好みが違うかもしれませんね。 急速充電器・バッテリー 急速充電器とバッテリーが1個付属しています、充電は1時間でフル充電ができますので日常の用途であればまったく問題はありません。充電レベルもバッテリーのボタンを押せば残量の確認が可能です。 予備バッテリーを充電しながら、インパクトドライバーを使用して随時交換しながら作業するようなプロ級の方にはバッテリーが1個だと厳しいかもしれませんね。大丈夫です、交換バッテリーは購入が可能ですし安価です。ガンガン使いたい方は予備バッテリーの同時購入をお勧めします。 使い所 インパクトドライバー自体の使い勝手・性能は非常に良いです、なにせトルクが強くガンガン打ち込んでいけるのが気持ち良いですし作業が捗ります。本体にはLEDライトも付いていてトリガーを押すと点灯します、明るさも十分なので暗所でも活躍できます。 家庭内の日曜大工作業、家具の組み立てはもちろん、車の整備・タイヤ交換なども、ビットを揃えればインパクトドライバーで行える作業はこれ一台で不都合なくこなせそうです。 年に数回しかドライバーを使う機会がないと言う方にはオーバースペックかもしれませんが、この商品は価格が安く性能が良いので、大は小を兼ねる意味で電動ドライバーの購入を考えているのであればインパクトドライバーを選択した方が良いと感じました。 イマイチな点 インパクトドライバーとしての性能は非常に高いですが少し不満点があります、それはトルク設定ができない事です。軽く締めたい場合にはトリガー操作で調整する必要があります。この商品はとてもトルクが強いので若干注意が必要な点になっています、トリガーの操作によるトルク調整は慣れが必要になりますね。 次機種では是非実装して欲しいと思いますが、コストパーフォーマンスを考えれば十分お買い得な商品であると言えます。 まとめ SnapFreshのコードレスインパクトドライバーをチェックしましたが、この商品はプロユースの方も満足できる性能を持ったインパクトドライバーではありますが、トルク設定機能などが省かれている点はマイナスポイントでした。 ただし、これから日曜大工を始めようと思っている方や、年に数回程度しか利用しないが常備工具として購入したいという方にはコストパーフォーマンスがすこぶる高く入門用としてはお薦めできる商品だと思います。 また、交換バッテリーもAmazonなどで購入が可能ですし、SnapFreshのブロワーなどの電動工具のバッテリーと互換性がありますので安価に電動工具を揃えたいならSnapFreshで統一していくのもありではないかと思います。 ▼こちらの記事もオススメ! 購入可能ショップ SnapFreshのコードレスインパクトドライバーBBT-POB04は以下のショップからご購入が可能です。 ...
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