寒い冬場において、暖房器具はもはや欠かせない存在である。
このような時期には、スピーディに足元を温められる暖房器具が重宝する。しかし暖房器具は数多く販売されており、どのメーカーのモデルを購入すれば良いのか、迷ってしまう方も多いだろう。
そこで今回は、コンパクトかつオシャレな外観に対して、パワフルでスピーディな暖房効果を実現できる『ヨースミ H3 セラミックファンヒーター』について紹介したいと思う。
| ブランド | ヨースミ |
| モデル名 | ヨースミ H3 |
| カラー | グレー、ブラック |
| 電源 | 電源コード式 |
| 加熱方法 | 温風式 |
| ECOモードで温度設定範囲 | 20℃～30℃（1℃刻み） |
| オフタイマー機能 | あり（1時間～12時間まで1時間刻み） |
| 騒音レベル | ＜45 dB |
| 消費電力 | 強モード（1200W） 弱モード（700W） 送風（7.5W） ECOモード（約700W） 人感センサー（人の動きを感知して自動的に強モードで運転） |
| 首振り可動域 | 左右70度 |
| ブレード可動域 | 上下90度 |
| 本体サイズ | 148×145×401.5mm |
| 本体重量 | 約2kg |
今回紹介する『ヨースミ H3 セラミックファンヒーター』は、温風式の暖房器具だ。
スタイリッシュなデザインに対してパワフルな出力を実現。最高1200Wの強力な温風で、室内をあっという間に温かな空間にすることができる。
▼電源を入れて2秒で温かい風が吹き出てくる。
▼8～10畳の広さの部屋に最適。
「強モード：1200W」「ECOモード：700W」「送風モード：7.5W」の3つの出力モードを搭載。ECOモードでは事前に設定した好みの温度（20～30度）に達すると自動的に省エネ運転に移行、無駄な電力消費を抑えることが可能だ。
首振り機能に加えて、オフタイマー機能、チャイルドロック機能、転倒時自動オフ機能など、便利な機能を多数搭載。
▼就寝時にオフタイマーを設定することで、消し忘れを防止でき、家計にも優しい。
リモコンも付属しており、遠隔操作にも対応。省エネ性・デザイン性・機能性のいずれにもこだわった、高性能なセラミックファンヒーターとなっている。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ファンヒーター本体
- ユーザーマニュアル
- リモコン
- 電池（リモコン用・内蔵）
- 保証書
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。
▼遠隔操作用のリモコンが付属。離れた場所からファンヒーターのすべての機能を利用できる。
▼リモコンはボタン電池式。電池は初めから入っている。
▼セラミックヒーターの外観。148×145×401.5mmのコンパクトかつスタイリッシュなデザイン。なお、今回のレビューではグレー色を使用している。
▼正面上部にはLEDディスプレイが搭載。
▼吹き出し口が大きく開いている。
▼側面から見た様子。
▼左側面には上下風向調整ダイヤルが用意。
▼背面から見た様子。
▼吸い込み口が大きく開いている。
▼下部からは電源コードが伸びている。
▼背面上部には取っ手が用意されており、持ち運びの際に役立つ。
▼本体重量は約2kgと軽く、片手で持ち上げて移動することも容易だ。
▼真上から見た様子。
▼筐体上部にはタイマーボタン、首振りボタン、モード切り替えボタン、温度マイナスボタン、温度プラスボタン、電源スイッチが用意。
コンパクトサイズで置き場所に困らない
本製品は出力に対してとにかくコンパクトなサイズとなっているため、置き場所には困らない。
▼直方体デザインのため、設置場所をとらず、床やデスク上まであらゆる場所への設置が可能だ。
見た目もスタイリッシュで、インテリアとしても機能するだろう。
スピーディに室内を温めることができる
実際にファンヒーターを使用して、暖房効果を試してみた。
電源コードをコンセントに繋ぎ、上部の電源スイッチを押す。
すると即座に、正面から温風が吹き出てくる。
筐体自体は熱くならないため、小さな子供のいる家庭でも安心して利用できるだろう。
▼現在の送風温度はディスプレイに表示される。
電源を入れると、吹き出てくる風があっという間に温風に変化して、周囲をスピーディに温めることが出来た。電熱線を赤熱させるタイプとは異なり、温まるまで数分間も待ち続ける必要はない。
▼実際に動作している様子
静音性に優れており、高出力時でも、そこまで気になる騒音レベルではなかった。夜中に稼働させても安眠を妨げることはないだろう。
上部の首振りボタンを押すことで、左右70度の可動域でゆっくりと首振りを開始する。周囲をまんべんなく温めるには便利な機能だ。
▼首振りの様子
また、側面のダイヤルを回すことで、内部ブレードを動かして送風角度を上下90度の範囲で調節できる。
動作モードの切り替えが可能
モード切替ボタンを押すことで、「強モード：1200W」「ECOモード：700W」「送風モード：7.5W」の順に出力を切り替えられる。
現在のモードは、前面ディスプレイに表示される色で把握できる。
ECOモードでは事前に設定した好みの温度（20～30度）に達すると自動的に省エネ運転に移行、無駄な電力消費を抑えることが可能だ。
▼ECOモード時はディスプレイにECOアイコンが表示される。
目標温度に関しては、上部のプラス（+）マイナス（－）ボタンを押すことで、1度刻みで変更が可能。
柔軟な温度調整が可能なため、電熱式ヒーターと比べて融通が利く。
オフタイマーの設定が可能
本製品はオフタイマー機能を備えており、1時間～12時間の範囲で、1時間刻みのオフタイマー設定が可能だ。
▼タイマーボタンを押した後、プラス（+）マイナス（－）ボタンを押してタイマー時間を調節する。
就寝時にオフタイマーを設定することで、消し忘れを防止でき、家計にも優しい。
チャイルドロック機能を搭載
チャイルドロック機能をONにすることで、小さな子供が勝手にファンヒーターに触れて、設定温度やタイマーが変わってしまう事態を防ぐことができる。
▼電源ボタンを長押ししてチャイルドロック機能（CL）をONにできる。
再度、電源ボタンを長押しすることで、チャイルドロックを解除することが可能だ。
リモコンでスムーズな遠隔操作が可能
本製品に付属するリモコンを用いて、ファンヒーターの遠隔操作を行うことが出来る。
リモコンからファンヒーターのすべての機能を利用できる（ただし、上下の送風角度調整はダイヤルを直接操作する必要がある）。
リモコンの反応性も良好で、いちいちファンヒーターに近づかなくても思い通りの操作を行うことが出来る点は便利だ。
『ヨースミ H3 セラミックファンヒーター』のまとめ
今回紹介した『ヨースミ H3 セラミックファンヒーター』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつスタイリッシュなデザイン
- 置き場所をとらない
- インテリアとしても機能
- 扱いが簡単
- コンパクトサイズに対して強力な出力
- スピーディに室内を温めることが可能
- 優れた静音性
- 小さな子供のいる家庭でも安心して利用できる設計
悪かった点
- 温風で乾燥しやすい
- 消費電力が大きい
以上の通り、デザイン性・機能性・省スペース性のいずれの点おいても優れた、おすすめのセラミックヒーターとなっている。
コンパクトで置き場所に困らないサイズに対して強力な出力を擁しており、電源を入れて十数秒でスピーディに周囲を温めることが出来る。
チャイルドロック機能・オフタイマー機能を搭載。稼働中も筐体自体が熱くならないため、小さな子供のいる家庭でも安心して利用できる設計がなされている。
ただし、温風に長時間当たっていると肌が乾燥しやすいため、必要に応じて加湿器との併用をオススメする。
また、消費電力が最大1200Wと大きめな点が気になった。一応、温度管理システムを搭載しており、ECOモードに設定しておくことで無駄な電力消費を削減し、高い省エネ効果を発揮するが、それでも700～1000W前後の電力は消費する。使用する際は電気料金に注意した方が良いかもしれない。
何はともあれ、小型で実用的な性能を擁している暖房器具を探している方には、是非オススメしたい一品だ。
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