最近では、外出先でも大型のモニターで映像メディア・ゲームなどを楽しめるデバイスとして、モバイルモニター（モバイルディスプレイ）の需要が高まりつつある。
特にプレイステーション5（PS5）やXbox Series X（XSX|S）が発売された昨今では、4K画質に対応したハイエンドモデルが大きな人気を集めている。
しかし4K対応モデルは多く販売されており、どの製品を選べば良いのか迷ってしまう方も多いだろう。
そこで今回は、4K・HDR対応のオススメモバイルモニター『GMK Xpanel2』について紹介したいと思う。
目次
4K・HDR対応！次世代ゲーム機も遊べるモバイルモニター
今回紹介する『GMK Xpanel2』は、4K解像度・HDR対応のディスプレイを搭載した15.6インチ型モバイルモニターだ。
▼手軽に持ち運べるサイズ
| メーカー | GMKTEC |
| 製品型名 | Xpanel2 |
| ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
| 解像度 | 3840 x 2160（4K）HDR対応 |
| コントラスト比 | 1500:1 |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| タッチ操作 | 対応 |
| スピーカー | 2W一体型スピーカー×2 |
| 入力インターフェース | Type-C×2, HDMI×1, OTG×1, 3.5mmオーディオポート×1 |
| メニュー対応言語 | 英語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語、ポーランド語、オランダ語、日本語、韓国語 |
3840×2160（4K）解像度でなおかつHDR対応の、非常に美しい映像を楽しむことが出来る。
▼モニター本体にデュアルスピーカーを内蔵。
手軽に持ち運べるサイズ・軽さであるため、外出先など場所を選ばずに持ち運ぶことが可能だ。
また重力センサーを内蔵しており、縦置き・横置きによって表示向きを変更することも出来る。
▼PC用のサブディスプレイとしても重宝するだろう。
本体にはUSB TYpe-C、HDMI、OTGポートを搭載しており、スマホやタブレット端末、PC、最新ゲーム機など幅広い機器と接続して利用することが可能だ。
▼スマホやタブレットの画面を大きなディスプレイに映して楽しむことができる。
そして本製品のディスプレイは10点タッチパネル機能を採用しており、タッチ操作で各オプション機能を操作できるようになっている。
▼スマホやタブレット端末と接続した場合は、モバイル端末の映像をディスプレイ上でタッチして操作することも可能。
以上の通り、機能的には非常に充実したハイエンドモデルのモバイルモニターとなっている。
自宅のみならず、外出先でも高画質映像を楽しみたい方にはオススメだ。
本体および付属品
▼外箱の様子。
▼モバイルモニター本体がスッポリと収められている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通りだ。
【内容物一覧】
- モバイルモニター
- Type-C to Type-C ケーブル ×2
- USB-A to Type-C ケーブル
- mini HDMI ケーブル
- USB-B to Type-C ケーブル
- 説明書
- クリーナークロス
- 充電用アダプタ
▼説明書は日本語に対応しているため、扱い方に困った場合でも安心だ。
▼mini HDMIケーブルを始めとして充実したケーブル類が付属しているため、モニター購入後すぐにでも外部機器と接続して利用開始できる。
▼モニター前面。15.6インチのディスプレイに対してベゼル幅が非常に狭いため、全体的にコンパクトなサイズに収まっている。
▼モニター裏面。金属特有の鈍い光沢が見られ、高級感がある。
▼片手でも十分に持ち上げられる軽さ。
▼素材的に指紋や汚れが付着しにくい点は嬉しい。
▼横から見た様子。ディスプレイ部は1センチ以下の薄さとなっており、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いて、モニター本体のインターフェースについて紹介していく。
▼モニター右側面。電源スイッチ、USB OTGポート、3.5mmオーディオポートが用意されている。
▼反対側（左側面）。Type-Cポート×2、mini HDMIポートが用意されている。
▼そして本体下部には、サウンド出力用に4つのスピーカー穴が用意されている。
▼なお、モニター下部は0～70度ほどの可動域で開閉が可能となっている。
▼スタンドとして機能するため、スタンドアローンで立て掛ける（設置する）ことが可能だ。
このように、非常にスタイリッシュかつコンパクトな筐体に、必要なポート類がすべて詰め込まれたインターフェースとなっている。
最新ゲーム機で4K映像を堪能
それでは実際に本モニターを使用した際の感想について紹介していく。
今回のレビュー時には、プレイステーション5（PS5）と接続してパフォーマンスを確認してみた。
▼接続には、モニターに付属しているmini HDMIケーブルを使用。
▼電源とPS5に接続した様子。
本モニターにはバッテリーが搭載されていないため、使用するためには常時外部からの電源供給が必要になる。
もしもバッテリー内蔵型のモバイルモニターを探しているのであれば、同じく4K対応の『Innocn PU15-PRE』がオススメだ。
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▼モニター自体が薄くて軽いため、デスク上に設置する以外にも、壁掛けモニターとして利用することも可能だろう。
▼ゲーム機の上に設置できるほどのコンパクトさ。
▼PS5の映像出力情報。4K・HDRでの出力が出来ていることが確認できる。
非常に美しく色鮮やかな4K・HDR映像
実際に4K画質でゲームをプレイしてみた。
4K解像度対応の映像が美しいことは言うまでも無いが、HDR対応のおかげで、非常に鮮やかな色合いを表現することが出来ている。
▼FPSゲームをプレイした際の様子。
▼高解像度ディスプレイのおかげで、遠方のプレイヤーやオブジェクトを明瞭に把握することが出来る。
▼アクションゲームプレイ時。明るい場所から暗い場所まで明暗の表現が素晴らしく、ゲーム内の雰囲気がより伝わってくるため臨場感が増す。
▼戦闘時のエフェクトやパーティクルなども細かく描画されて実にリアル。
このサイズでこれほど満足度の高い映像体験が可能な点は、非常に素晴らしいと言える。
サブモニターとしてだけでなく、ゲーミング用のメインモニターとしても十分に機能するクオリティだ。
音質は良好、だが立体感に欠ける
本モニターには2基のスピーカーが内蔵されており、下部のスピーカー穴よりサウンドが出力される。
音質自体は良好であり、低音こそ響かないものの、中～高音域に関してはクリアで品質の高いサウンドを楽しむことが出来た。
一方で、やはりサウンド出力が一方向のみであるためか、音の立体感に欠ける。
そのため、FPSゲームプレイ時などにおいて、音で相手の方向や距離を測ることが困難になってしまう。
もしもサウンドに関して不満を感じるのであれば、3.5mmオーディオポートに外付けスピーカーを接続して、サウンド体験を高めることをオススメする。
▼オススメのスピーカー
タッチ操作でラクラク調整
上述した通り、本モニターのディスプレイはタッチ操作に対応している。
そしてモニター下部を2本指で下にスワイプすることで、メニュー画面を出現させることが可能だ。
▼画面右下を指でスワイプ。
メニュー画面では、画面の明るさやコントラストなどの一般的な項目から、用途に合わせたテーマモード（プリセット）切替まで、幅広いパラメータを調整することが可能だ、
【主な設定項目】
- ボリューム調節
- 明るさ・コントラスト調整
- Type-C・HDMI入力切替
- ボリューム調整
- 重力センサー切替
- 画質モード切替
- HDR切替
▼ "ゲームモード" や "映画モード" など、モニターの用途に合わせて自動でパラメータが調節されるプリセットが用意されている。
タッチ感度も良好であり、ストレスなく各種操作を行うことが可能であった。
▼実際に操作している様子
本体下部が熱を持ちやすい
本製品を使用していて１つ気がかりだったのは、電源接続部が熱を持ちやすいという点だ。
▼数時間使用し続けていると、結構な熱をもつ。
決して触れていられないほどではなく、本体の仕様的にもこの熱には問題なく耐えると思われる。
ただし、念のため設置場所は熱のこもらない場所を選んだ方が良いだろう。
ディスプレイへの映り込みが激しい
液晶パネルの欠点としてしょうがないと言えばそれきりなのだが、やはりディスプレイ部への映り込みが激しい。
▼特に画面が暗転したときなど、（現実の）背景がディスプレイへ映り込んでしまう。
個人的には映像視聴に支障をきたすレベルには感じなかったが、気になる人にとってはイラつく転嫁もしれない。
もしどうしても気になる方は、映り込み・反射防止ようの保護シートを別途購入すると良いだろう
『GMK Xpanel2 モバイルモニター』のまとめ
今回紹介した『GMK Xpanel2 モバイルモニター』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- 4K・HDR対応の非常に美しい映像
- 本体下部がスタンドとして機能
- 充実したケーブル類が付属
- Type-C、HDMI、OTG、3.5mmポートを搭載
- 反応の良いタッチパネル
- 品質の良いスピーカー
悪かった点
- サウンドは立体感に欠ける
- 電源接続部が熱を持ちやすい
- 画面への映り込みが激しい
- 画面を保護するためのケースなどが付属していない
以上の通り、これほどコンパクトなサイズで4K・HDRの高画質映像を楽しめる、ハイエンドなモバイルモニターとなっている。
充実したケーブル類が付属しており、製品購入後すぐに機器と接続して利用できる点は嬉しい。
内蔵スピーカーの音質自体も良く、立体感こそ欠けるものの、スタンドアローンで十分満足度の高いメディア視聴が可能だ。
スペックに対して価格も比較的リーズナブルであり、メインの4Kモニターとして購入しても良いかもしれない。
ただ個人的には、持ち運びや収納時にディスプレイを保護しておくためのケース類が付属していてほしかったところだ。他社製品の中にはちゃんと専用ケースが付属しているモデルもあるため、この点は残念に思う。
いずれにせよ、4Kモバイルモニターを探しているのであれば、間違いなく選択肢の1として含めて良いモデルであると言える。
▼こちらもサイトでも紹介されています。
『GMK Xpanel2』レビュー！4K・HDR対応の高性能モバイルモニター | ゲマステ！- Gamers Station
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